思春期の子どもが話してくれないとき|親ができる5つの接し方
2026/10/23
こんにちは。
宇都宮市で子育てや思春期のお悩みに寄り添う「訪問心理カウンセリングルーム ははのて」の小川ひろこです。
「最近、子どもが何を考えているのかわからない」
「学校のことを聞いても『別に』『普通』しか返ってこない」
「以前はあんなに話してくれたのに……」
思春期のお子さんとの会話が減り、寂しさや不安を感じていませんか?
心配だからこそ、つい質問が増えてしまう。
でも、聞けば聞くほど返事が短くなってしまうこともあります。
今回は、私自身の子育て経験も振り返りながら、思春期の子どもが話してくれないときに、親ができる接し方をお伝えします。
思春期の子どもが話してくれなくなるのはなぜ?
小さい頃は「今日ね!」と、学校や友達のことを何でも話してくれたお子さん。
それが成長とともに、「うん」「別に」といった短い返事に変わっていくことがあります。
思春期は、自分の考えや気持ちを大切にし始める時期です。
親に話さないことが増えるのも、自立に向かう成長の一つかもしれません。
一方で、学校での人間関係や勉強の悩み、心身の疲れなどが影響している場合もあります。
だからこそ、話さなくなったことだけで、親子関係が悪くなったと決めつける必要はありません。
まずは、お子さんの様子を見ながら、安心して過ごせる関係を大切にしたいですね。
私自身も、子どもの話を聞けていませんでした
実は、私にも苦い経験があります。
子育てをしていた頃、子どもに話してほしくて、こちらから声をかけることがありました。
最初は子どもも話してくれるのです。
ところが、話を聞いているうちに、つい私の方が話し始めてしまう。
心配だからこそ、あれもこれも伝えたくなって、気づけばお説教のようになっていました。
子どもはだんだん、聞いているのかどうかわからない態度になっていきます。
そして、とうとう、
「説教は聞きたくない」
と言われたこともありました。
説教なんて全くしているつもりが無かったのにです。
今振り返ると、私は言いたいことを話して、スッキリしていたのかもしれません。
でも、子どもはどうだったのでしょう。
もっと話したいことがあったのかもしれません。
ただ聞いてほしかっただけなのかもしれません。
私は子どもの話を聞こうとしていたのに、いつの間にか、自分の考えを伝えることに一生懸命になっていたのです。
今だからこそ、子育て中のお母さんたちにお伝えしたいことがあります。
子どもの話を聞くことと、子どもに話をすることは違うのです。
思春期の子どもが話してくれないとき、親ができる5つの接し方
1.「どうだった?」と質問を重ねすぎない
学校から帰ってきたお子さんに、
「今日はどうだった?」
「誰と遊んだの?」
「何かあった?」
と、次々に聞いていませんか?
親は心配だから聞いているのですが、疲れている子どもには負担になることがあります。
そんなときは、
「おかえり。今日もお疲れさま」
と声をかけるだけでも十分です。
答えを求めない会話も、大切な親子のコミュニケーションです。
2.話しかけるタイミングを考える
子どもが話してくれないとき、話の内容だけでなく、タイミングにも目を向けてみましょう。
帰宅直後や疲れているときは、誰でも話したくないことがあります。
一方で、食事中や一緒に家事をしているとき、車で移動しているときなど、何気ない時間に話し始めることもあります。
向かい合って「さあ、話しましょう」と構えるより、自然な会話の方が話しやすい子もいます。
無理に時間を作るのではなく、日常の中で会話が生まれる機会を大切にしてみてください。
3.話し始めたら、途中で遮らずに聞く
子どもが、
「今日、学校で嫌なことがあった」
と話し始めたとき。
「何があったの?」
「あなたにも悪いところがあったんじゃない?」
と、すぐに質問やアドバイスをしたくなるかもしれません。
でも、まずは、
「そうだったんだね」
「嫌だったんだね」
と受け止めてみてください。
途中で話を遮らず、最後まで聞く。
すぐに解決策を出さなくても大丈夫です。
最後まで聞いてもらえた経験が、「また話してみようかな」という気持ちにつながることがあります。
4.アドバイスの前に、子どもの気持ちを確かめる
親は経験があるからこそ、子どもが困らないように教えてあげたくなります。
でも、子どもが求めているのは、いつも答えとは限りません。
そんなときは、
「今は聞いてほしい?」
「一緒に考えた方がいい?」
と尋ねてみるのも一つの方法です。
話を聞いてほしいだけなら、まずは聞く。
助けを求めているなら、一緒に考える。
子どもの気持ちを確かめることで、親の思いを一方的に伝える会話から、お互いを理解する会話に変わっていきます。
5.話さない日があっても、普段どおりに接する
子どもが話してくれないと、親は不安になります。
「何か隠しているのでは?」
「親子関係が悪くなったのでは?」
と考えてしまうこともあるでしょう。
でも、会話が少ない日があっても、それだけで親子のつながりがなくなるわけではありません。
「話したくなったら、いつでも聞くよ」
そう伝えたら、あとは普段どおりに接してみましょう。
一緒に食事をする。
好きなものの話をする。
「おはよう」「おやすみ」と挨拶する。
そんな何気ない関わりも、親子の安心関係を支える大切な時間です。
ただし、会話が減ったことに加えて、強い落ち込みや不眠、食欲の変化などが続いている場合は、単なる思春期の変化と決めつけず、必要に応じて専門家に相談してください。
子どもが話してくれないときこそ、親も一人で抱え込まないで
思春期の子どもとの接し方に、絶対の正解はありません。
お子さんの性格も、家庭の状況も、それぞれ違います。
そして、親だっていつも穏やかでいられるわけではありません。
私自身、子育てを振り返って「もっと話を聞いてあげればよかった」と思うことがあります。
だからこそ、今悩んでいるお母さんにお伝えしたいのです。
今日から少しずつ、子どもの話を聞く時間を増やしてみませんか?
うまくいかなくても、親子関係はやり直せます
子どもの話を最後まで聞けなかった。
つい余計なことを言ってしまった。
またお説教になってしまった。
そんなふうに、後悔する日もあると思います。
でも、一度うまくいかなかったからといって、親子関係が決まってしまうわけではありません。
「さっきは最後まで話を聞けなくてごめんね」
そう伝えることから、関係を修復していくこともできます。
親だって間違えることがあります。
大切なのは、間違えないことではなく、気づいたときに向き合い直すこと。
親子の安心関係は、何度でも育て直していけるのです。
「何を聞いても答えてくれない」
「どこまで見守ればいいのかわからない」
「このまま親子の距離が広がってしまうのでは……」
そんな悩みを、一人で抱えていませんか?
訪問心理カウンセリングルーム「ははのて」では、親御さんのお気持ちを丁寧に伺いながら、お子さんとの関わり方を一緒に整理していきます。
思春期の子どもとの接し方に迷ったら、どうぞお気軽にご相談ください。
宇都宮市|訪問心理カウンセリングルーム ははのて
親子の安心関係づくりを応援しています。
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